ScanSnap S1500 でスキャンノイズが出る原因 - スキャン面の糊の付着は拭き取り可能

　
さて、その ScanSnap S1500 は、取り込み速度も早く、スキャン精度も良く、
重なり検出などもしっかりしているのですが、しばらく使っていると、
　
　取り込みデータにスキャンノイズ（筋）が入って きたりすることが
　
あります。そういうときはカバーを開けて中をチェックしてみてください。
　

　
ちょっとわかりにくいのですが、カバーを開けて中を覗くと、
本体ボディ側と、カバー側の両方に同じような 細長い白枠 があり、
その中がガラス張りのようになっているのが確認できます。
　
この部分がまさに スキャン面 です。ここで挟み込むように表裏を
同時にスキャンする仕組みになっています。このスキャン面に、
　

　
このように 書籍の「糊」が付着する ことがあります。これがスキャンしたときに
スキャンノイズ（筋）、つまりスキャンできず細い空白ラインが浮かび上がってしまう原因です。
スキャンした紙の一部に付着していた糊が、運悪くスキャン面に擦り付けられて
残ってしまったというワケです。
　
こうなるとほとんどのスキャンデータがこの影響を受けますので、
何とかしないといけません。私は ぬるま湯で軽く浸したティッシュ を使って、
この糊の上から当ててやわらかくし、そのまま拭き取ることで上手くいきました。
　
このガラス面（あるいはプラスチック？）の部分はそれなりに硬い材質に
なっているようで、ティッシュでキュッキュッと拭くくらいでは問題は
なさそうです。ただ、糊が取れないときに拭き取りがエスカレートして
スキャン面に 「ガリッ」と傷をつけて しまうと、その傷が一生残ってしまって
取り返しの付かないことになりますので、あくまで慎重に作業したほうが良いでしょう。
　
本当はスキャンする前に紙から糊をすべて除去できればそれに越したことはないと
思うのですが、なかなかそう完璧にはいきません。ScanSnapとは長い付き合いに
なりそうですので、スキャン面を綺麗に整備して大事に使いたいですね。