Product Advertising API の仕様変更アナウンス - ItemSearchで10ページ制限？！など

　
今回の変更の詳細は、以下のリンクから確認することができますが、
その変更によって影響を受ける開発者は非常に多そうです。
　
■Product Advertising API : Changes to the Product Advertising API
https://associates.amazon.ca/gp/advertising/api/detail/api-changes.html
■Product Advertising API の仕様変更について
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/advertising/api/detail/api-changes.html
　
特に大きな変更と思われるものを挙げると以下のような点になります。
ちなみにいずれの変更も2011/10/26からの適用となります。
Version=2011-08-01 を指定すると新仕様ベースの結果を得ることができます。
　
旧バージョンは2012/02/22まで使用可能ということですが、
どうも今回の変更については10/26時点で旧バージョンにも反映されるという
ことのように読めます（間違っていましたらご指定ください m(_ _)m）。
　
　
１、ItemSearchにおけるItemPage指定が、最大400⇒10に縮小
　
　従来はSearchIndex=Allを指定しているときは5ページまでという制限が
　あったのですが、それ以外のカテゴリを明示的に指定した場合には
　それぞれ 400ページ まで手繰って見ることができました。
　
　これが今回から 10ページ までに制限され、11ページ目以降を指定すると
　エラーのみが返却されます。
　
　代わりに検索結果として 「MoreSearchResults」 という項目が追加されます。
　これはいわば「もっと見る」リンクの情報に相当するもので、
　11ページ目以降はAmazonサイト上で確認してください、ということになります。
　
　
２、Offersに於けるMerchantId指定の無効化
　
　従来はMerchantId=All&Condition=Allなどと指定すると、該当商品の
　マーケットプレイス での販売情報などを細かく取得することができました。
　
　これが今回から MerchantId指定 での検索機能は基本的に 撤廃 されます。
　Offersレスポンスに含まれるのは 最良価格の1件 のみとなります。
　代わりに 「MoreOffersUrl」 という項目が追加されます。
　これは「もっと見る」リンクに相当し、マケプレの価格一覧は
　Amazonサイト上で確認してください、ということになります。
　
　また、MerchantIdを指定しなかった場合、従来はOfferSummaryに最安値店、
　OffersにはAmazonの販売情報が返されていましたが、今回の変更で
　いずれも最安値店の情報が返るように変更されます。
　Amazon本家の価格のみチェックしたい場合は明示的に 「MerchantId=Amazon」
　を指定する必要があります。
　
　
３、AssociateTagパラメータの必須化
　
　AssociateTagパラメータは従来必須ではありませんでしたが、
　今回の変更で必須に変わります。
　
　
このほかにも細かい変更が色々ありますので、気になる方は
上述のリリース文ページをしっかり熟読することをオススメします。
　
この変更アナウンスによって既に 本家フォーラム でも
多くの開発者から戸惑いの声が集まっているようです。
　
■AWS Developer Forums: Upcoming Changes ...
https://forums.aws.amazon.com/thread.jspa?messageID=264053
　
また、国内でも、マケプレの情報をベースにしたサービスを作られていた方が
残念ながらサービス継続を断念するという話も聞かれました。
　
■Twitter / @ytokunaga
http://twitter.com/#!/ytokunaga/status/95996430526849024
【速報】アマゾンAPIの仕様変更によりマケプレJP( mkpl.jp )は10月で終了します / Product Advertising API affiliate-program.amazon.com/gp/advertising...
　
私の運営する「あまとも」「コミックダッシュ！」も改修が必要となり、
特に「コミックダッシュ！」では問題になる点も出てきて頭を悩ませています。
　
例えば「こち亀」や「ゴルゴ13」のような 100点を越える大量商品 を抱える
シリーズについて、もはや単純にItemSearchで情報を手繰っていくことが
できなくなります。回避策については色々考えることはできますが、やはり
不安なことには変わりありません。これからじっくり対応を検討していきます。。。
　
■2009/05/09 [Amazon APIが電子署名必須の「Product Advertising API」に変更、その目的は？
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