2年越しの新機種「LUMIX DMC-LX5」は細部を改善して成熟を目指す？

　
2年越し の新機種ということで期待も高まるところではあるのですが、
ざっと外観とスペックを見回してみたところ、
　
　サプライズは全くなく、逆に細かい改善が大量にある
　
という印象でした。「2年越しの新機種」というよりは「マイナー
バージョンアップ」という感じが近いのですが、ある意味LXシリーズ
のようなコンセプトはもう完全に成熟していて、あとは詰めをどうするか、
という話になるだけなのかもしれません。
　
「これ以上」を求める方にはもう 一眼(フォーサーズ含む) を
どうぞ、という話もあるのでしょう。
　
■各部名称・仕様表｜DMC-LX5｜デジタルカメラ LUMIX（ルミックス）｜Panasonic
http://panasonic.jp/dc/lx5/appearance_spec.html
■仕様表｜DMC-LX3｜デジタルカメラ LUMIX（ルミックス）｜Panasonic
http://panasonic.jp/dc/lx3/spec.html
　
LX3と比較したLX5の特徴は以下のような感じになります。
　
・光学ズーム：2.5倍⇒3.8倍
・iAズーム(超解像度)追加
・グリップまわりの形状変更
・ジョグダイヤル追加 (十字スティック廃止)
・ボタンまわりの機能割り当て大幅変更
・動画に AVCHD Lite サポート
・アスペクトスイッチに「1:1」追加
・感度約30％向上、最高感度ISO=12800追加
・ライブビューファインダー 「DMW-LVF1」 装着可能
・mini HDMI 追加 (コンポネント廃止)
・AF速度：従来比40%向上
・最高シャッター速度：1/2,000秒⇒1/4,000秒
・ワイコン、バッテリはLX3と互換なし(バッテリは ID認証型)
　
そういえばLX3の頃はまだAVCHD Liteなんていう規格は無かったわけで、
やはり2年という期間の長さを感じさせます。
　
十字スティックがジョグダイヤルになることで操作性にどのような影響が
あるのかはとても興味があります。LX3ではマニュアルフォーカス(MF)時に
ピント調整 を十字スティックでやっていたのですが、これを操作することで
カメラ自身を動かしてしまって自分で合わせたピントをまた外してしまう、
といったことが時々あったからです。ジョグダイヤルでMFのピント合わせが
できるとこのあたりは楽になるのかもしれません。
　
あと地味すぎてニュースでも触れられていませんが、コンポネント出力 が
無くなってminiHDMI端子に変わったというのも時代の流れですね。
国内でいうD端子はどうやらその役割を終えつつあるようです。
　
ということで、すでにLX3を1年半以上使っている私としてはLX5には
そこまでサプライズを感じないのですが、ただ、LX3に十分満足して
いるいからこそ、LX5がどんなものか気になってしまうのも事実です。
もしかすると ポロッと買って しまうかもしれません。
　
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