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2009年02月16日
耐火金庫にUSB端子! データを「火から」守る金庫の要件とは? 
■セントリー日本、世界初USBポート付きストレージ用耐火/耐水金庫
~USBポート経由で金庫内のストレージにアクセス可能
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0216/sentry.htm
USBコネクタ付きの 耐火金庫 「QE5551」がセントリーから
発表されました。発売予定は3月上旬。価格は 165,900円 です。
パッとニュースを見ると「またサンコーあたりが 変なの出した?」とか、
「センチュリーじゃなくて ・・・セントリー? どこ?」とか、
何となくイロモノ扱いで見てしまうところがありますが、
実際に発売しているほうはワリと大真面目というか、
つまるところ 「PC周辺機器のイロモノ系」 ではなくて、
耐火金庫のメーカがPC機能も付けた、という見方をするほうが
正しい商品になります。
そう思うと、普段あんまり真面目に考えたことがなかったけど言われてみれば
なるほどなぁ、と思うことがいろいろ書いてあって面白いのですが、
■DIGITAL WORLD コンセプト by Sentry Safe
http://www.digital-world.jp/concept/concept02.php
・UL2時間耐火テスト
保管庫を 1010℃で2時間焼却 します。庫内は収納物保護のため、177℃以下 に保たれなければなりません。
たとえばこんなテストですね。耐火金庫というと、金庫をすごく
丈夫にしておけばいいんでしょ、というように考えがちですが、
金庫にはそもそも「守りたいモノ」があるワケで、
中身がアウトになっているのに金庫だけ無事だった、というのは本末転倒です。
ここではCD/DVDメディアを保管したときに、外部が1,010℃の熱で焼かれても
内部は177℃以下に保たれる、というテストをしています。CD/DVDメディアが
177℃にさらされるというのは正直生きた心地がしないのですが、それでも
「データを守る」 という基準においてある程度の担保になるのでしょう。
・ETLデジタルメディア耐火テスト
保管庫内のCD、DVD、フラッシュメモリのデジタルメディアが1010℃で2時間保護されなければなりません。
このテストも同じ1,010℃で2時間ですので、上記のテストと同じです。
ということは、177℃以下に保たれていればCD/DVDメディアが
2時間は耐える、という計算があっての基準だといえます。
こういう観点でデータ保護を考えるのはとても興味深いことです。
で、本題のUSBコネクタについては扉の表裏に付いているのですが、
こちらは耐火性は同じ基準に準拠するものの、機械的には単なる
USBケーブルということになります。何が言いたいのかというと、
金庫を開けなくてもデータは外から読み取り放題
という状態になって、要するに火災などからは物理的に守るけど
データの盗難は全然気にしません、みたいな状態になっています。
いや、別にそこは「守りません」といっているわけではなくて、
データ的なガード(暗号化とかアクセス権設定とか)は
それ以外の手段で 自分で何とかしてね、ということになります。
言われてみれば、それはそういうものかもしれません。
耐火金庫メーカのページというのは普段はめったに見ることがないため
とても新鮮なのですが、たとえばこんな記載も見つかったりします。
■セントリー日本株式会社/カスタマーサービス/FAQ
http://www.sentryjp.com/custom_faq.php
Q. 火災後の保証はどうなるのですか?
A. もし火災で金庫が燃えてしまった場合、中身を除き金庫を新品とお取替え 致します。保証期間は、購入から30年以内です。
ですよねー・・・。
これだけのテストをしているのですから、メーカとしては金庫が燃え尽きる
ことなどは「万が一」のことだというお話なのだとは思いますが、
それにしても中身が金庫ごと消失したときのオーナーとしては
「金庫の弁償なんてされても・・・」という気がしないでもありません・・・。
投稿者 CK : 2009年02月16日 23:59 | デジモノ
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