注目のFinePix Fシリーズの新作「F50fd」はコンパクト化、その代わり・・・
2007/07/29一昨日は携帯デジカメでの撮影がそこそこイケているというお話だったのですが、
それに対抗して(?)今日はコンデジ(コンパクト・デジカメ)側のニュースを。
FUJIFILM を再びコンデジの表舞台に引き上げた名機 FinePix Fシリーズ、
その最新モデルが発表されました。F10、F11、F30、F31fd、F40fdときて、
今度の型番は「F50fd」です。
■富士フイルム、手ブレ補正機能を備えた「FinePix F50fd」
~有効1,200万画素のスーパーCCDハニカムVII HRを搭載
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/07/26/6680.html
前機種の「F40fd」は国内ではあまり話題に上がらなかった機種ですが、
xDカードスロットに加えてSDカードスロットも備えるという
デュアルカードスロット戦略で知られる機種でした。
今回のF50fdもこのデュアルスロットを引き継いでいます。
FinePixが一時期急ブレーキをしたのは、SDカード全盛の時流に
乗れなかったからだというのが定説ですので、
SDカードが使えるFinePix Fシリーズというのは
それだけでも十分に魅力があります。SDHCももちろん対応です。
さて、F50fdはとにかく色々な部分が変わっていて、
その1つ1つを追うだけでも大変です。
テラヤマアニさんが詳細にまとめてくださっていますので、
そちらをぜひご参照ください。
■おれはおまえのパパじゃない 「Fuji FinePix F50fdがついに」
http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20070726/1185449941
まず本体の厚みから。
F31fd → F40fd → F50fdと3世代を追って見たほうが判りやすいのですが、
27.8mm → 23.2mm → 22.9mm と格段に薄くなっています。
私は FinePix F30 を持っているのですが、その厚みは正直言って、
「イマドキ何よこのズングリ体系は」
という感じでした。自宅で小物を撮影する際のメインデジカメでありながら
持ち運びには一切使用していない状況でしたので、それが薄くなるのは
モチロン大歓迎です。しかし、それに伴って犠牲になったのはバッテリでした。
F31fd=580枚 → F40fd=300枚 → F50fd=230枚
という、まさに厚みを削ったぶん以上にバッテリの持ちが悪くなっています。
これをどう評価するかは人によるかもしれません。LUMIX FX7 の「120枚」みたいな
典型的なバッテリ軽視機種を体験している私としては、230枚でも十分むしろ
580枚ってありえなくね?という程度の認識しかないのですが、デジカメの用途が
「旅行の供」みたいな場合だとまた事情も変わってくるでしょう。
続いて大きな変更というと、手ぶれ補正の搭載が上げられます。
FinePix Fシリーズでは初めて、CCDシフト方式の手ぶれ補正が採用されました。
テラヤマアニさんも書かれていますが、いままでのFinePix Fシリーズの
手ぶれに対するアプローチというのは、
CCD感度をめちゃ良くして 高感度撮影 できれば、
スローシャッターにならない から手ぶれしないよ!
しかも手ぶれだけじゃなくて「対象ぶれ」も防げるよ!
というものでした。実際、その実力が単なる口上だけではなく、
ユーザに評価されたからこそ今のFシリーズの人気があります。
そう考えるといまさらCCDシフト手ぶれ補正があってもなくても
そんなに大勢に影響は無いといえなくもないのですが、
まぁ機能としてはあって困ることはないでしょう。
ちなみに高感度でブレを防ぐ方式は、そのCCDを含む撮影クオリティの
高さに支えられているものです。通常であればシャッター速度を上げるために
高感度にすればするほど、ノイズが増幅されて酷い画になります。
実際、同じように「高感度でブレない」とアピールしていた
EXILIM S500は、ちょっと暗めなほうを向いて撮ると、
「いや・・・ブレなきゃ良いってものでは・・・」
みたいな、かなり苦しいノイズの画が撮れてヘコんだ記憶があります。
そういう意味では今回のF50fdが従来のFシリーズと同等の高感度クオリティを
保っているのかどうかは、やはり実機で試してみたいところです。
もう1つ地味に気になっていたのが、マクロ距離。
F31fd=5cm → F40fd=7cm → F50fd=7cm
です。あー、F40fdの時点ですでに7cmに伸びていたのですね。
ここデジ埋で使っている製品写真などは最近はすべてF30で撮影しているのですが、
製品写真などはほとんどがマクロ のお世話になっています。
MP3プレイヤーの写真だったり、SDカードの型番だけ撮影したり、
CPUの表面プリントの文字を撮影したり、そうしたコマゴマした撮影が多いだけに、
マクロで寄れる距離が2cmも遠ざかっているのはちょっと心配です。
全体的に見てオススメというか話題の機種になる要素は十分なのでありますが、
こうした色々なスペックの変化を踏まえてじっくり考えてみても良い気はします。
私は、とりあえず購入して試してみるつもりです。
発売は8月下旬とのこと、Amazonではすでに型番だけ登録されています。
ただしブラックモデルは9月下旬です。早めに手に入れたい方はシルバー一択になります。
2007/07/29 [updated : 2007/07/29 23:59]
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