プレイヤーの数だけ世界がある - 「世界樹の迷宮」をプレイ

2007/01/20

わたしは 「やり込みゲー」 というのはちょっと苦手なタイプです。
「DS版FF-III」も、「Wii版ゼルダ」も、途中で放り投げました。
 
でも「明日は明日の風が吹く」のyas-toroさんが、これでもかと
猛プッシュするので、洗脳されて 買ってしまいました。。。
おとなの世界って怖いですね(>_<)o" (←またか)
 
この「世界樹」、発売から同時にネットでは売り切れ続出!
このぶんだと実店舗でもアブナイかもしれません。
 
やり込みゲーが苦手な私は、ちょっと半信半疑でスタートしてみたのですが、
しかし、なるほど、これは確かにハマるかもしれません。
何といっても、ロクにストーリーがないのです。とにかく、
 
 進みたいように進んでがんばってらっしゃい!
 
という感じのダンジョンで、最近のゲームでよくありがちな
一直線イベントな感じのストーリー は一切ありません。
一応クエストがあるにはあるのですが、どちらかというとFF11などの
クエストと同じように、「どれでも好きなの選んでやっていいよ」というか
「別にやんなくてもいいけど」 みたいな、とにかく自由なのです。
 
それから、これは開発者インタビューでも言われていたことですが、
自分のパーティのキャラが セリフを一切しゃべりません。
つまり、彼らが何を目的として、どんなことを考えて行動しているのか、
 
 すべて操作者であるあなたが「妄想」してくれ
 
というワケです。これは逆転の発想ですね。確かにこの方式ですと、
キャラに対する思い入れがものすごい高くなりそうです。
どっぷりハマる人が続出する でしょう。
 
さて、あとはプレイ動画をいくつかご紹介です。
そもそもパーティには名前をつけなければいけないので、
その名前の付け方などもいろいろ議論になっているのですが、
 

 
あ、やっぱりそれか・・・。華麗にスルーしてオネガイ。
 
■世界樹の迷宮 - バトルシーン


バトルはオーソドックスなコマンド選択型です。
スキルが沢山あるのでレベルが上がるごとにできる選択肢が増えていきます。
 
ただ「レベル○○だと△△魔法が使える」といったやり方ではなく、
レベルアップごとにスキルポイントがもらえて、それを能力アップや
魔法習得などに 好きなように割り振る という方式です。
つまり同じキャラのジョブでも、誰一人同じようには育たないのです。
 
■世界樹の迷宮 - ペン入力マッピング


自由度の高さと合わせて、もう1つの特長がこの マッピング作業 です。
世界樹はこれといった目的も無くダンジョン最深部を目指していきます。
その途中の道筋をタッチペンを使ってコツコツとマッピングしていくのです。
 
一見「面倒くさそう」に見えるかもしれませんが、慣れるとだんだん
マップ作成作業そのものが楽しみの1つ になってきます。
オートマッピングはつまらない、でも自分で別紙にマッピングするのは
バカらしい、というもどかしさが、DSのタッチペンでシステムに取り込まれた
ことで面白く融合しています。マップはいつでも触れますので、
上画面で戦闘中にした画面でマップを修正する、なんてこともできます。
 
■世界樹の迷宮 - アイテムショップ


アイテムショップもヘンな仕掛けがあります。
何と、ダンジョンで拾ってきたアイテムをショップで売れば売るほど、
その材料を使ったアイテムが店頭に並ぶ というのです。
こうなると森で拾ったものは何でもショップに持って行きたくなります。
 
そんなこんなで、すでにネット中あちこちにハマりレビューを書いている
「世界樹な人々」が増殖中 です。いまやDSユーザは母数も多いですし、
ヒットとなれば相当な本数が出ることになるかもしれませんね。


2007/01/20 [updated : 2007/01/20 19:08]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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wacky 2007/01/21
ニンテンドーDS用「世界樹の迷宮」のプレイ動画。戦闘シーン、ペン入力マッピング、アイテムショップ。
nilab 2007/01/22
デジモノに埋もれる日々: プレイヤーの数だけ世界がある - 「世界樹の迷宮」をプレイ : ウィザードリィを連想
memoclip 2007/01/22
DSかー。
Erlkonig 2007/01/23
ああもう面白そう! 動画つき。マッピングシステムがすごい。戦闘はわりと普通のRPG。
gnt 2007/01/23
デバイスの変化とwizの再生。
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▼ コメント ▼

No.6471   投稿者 : トリー   2007年1月20日 22:48

どうもはじめまして。
トリーと申します。
いつも楽しく読ませていただいています。

このゲーム、面白そうですね。
ファミ通で記事を見かけて気にはなっていたのですが、映像を見るとまた印象が違いますね。
持病のハマリ病が発病する覚悟で是非ともプレイしてみたいのですが、何せ高校生の身なので、お金が無くWiiの有線アダプターも買えていない状況だったりします。
ゼル伝も二週を終え、せっかく発売日に買ったWiiもバイオ4をやるくらいしか使わない状況なので、早めにネットにはつなぎたいとは思っているのですけど。

・・・なんだか話題から逸れて来た気がするので方向修正して。
ダンジョンの長さはどのくらいでしょうか?
あまり短いとすぐに終わってしまうので、とても気になるところなのですが、どうでしょう?
後、謎解きとかはあるのでしょうか?
あるのであれば、それの難易度も書いていただけると有難いです。

なんだかひと言ではなくなってしまった気がしますが、今後ともがんばってください。


No.6488   投稿者 : 刻   2007年1月21日 19:58

CKさんではありませんが、答えても宜しいでしょうか?一応世界樹の迷宮を今やっている者です。
■ダンジョンの長さ
 アトラスの公式サイトにも載っていますが、ダンジョンは一つのみで、30Fまであります。
 プレイ時間はNintendoINSIDEのインタビューで約30数時間とプロデューサーの方がおっしゃっていましたが、
 体感的にはもっとかかると思います。計測していないので分かりませんが、
 現在B8までで十数時間やっています。長いです。DSのボリュームとは思えません。(褒め言葉です)
■謎解き
 現在のところ謎解きって感じの謎解きはありませんが(謎?って感じの程度)、謎解き以上に頭を使わされるゲームです。
 foe(フィールド上に見える圧倒的に強い敵)から逃げるか戦うか、金欠をどう回避するか、
 いかに消費を少なく戦っていくか、考えられないほど強いボスをどう倒すか。
 そのような「戦略」を考えることは多々あります。かなり難しい部類に入ります。
 しかしその「戦略」が上手く行った時、ゼルダのような謎が解ける快感があります。
 特にfoe・ボス戦に至ってはある意味「謎」レベルの戦略が必要となります。
 「勝てんのかコレ」って何回も言いたくなりますが、様々な戦略を張り巡らすことによって勝てます。
 戦闘RPGが好きな人・往年のゲームブック調の語りが好きな人なら間違いなくハマるでしょう。それぐらい絶妙なバランスです。(私は両方とも違いましたがハマりました、人による)
 ただ人によっては「クソゲーだ」と意見が真っ二つのようです。よく考えると良いと思います。
 「今まで会ったこともない強大な魔物の気配を感じる。君は逃げることもできるし、戦うこともできる」
 ↑の文章にRPGのトキメキを感じた人はおそらくゲームの世界観が合うでしょう。

長くなりました。部外者が答えても宜しかったでしょうか・・・。


No.6489   投稿者 : アラゴロク   2007年1月21日 22:04

記事を読むと、Wizardryと全く同じなんですね。
売ったアイテムが店に並ぶ、ストーリーがない、
キャラクターがしゃべらない、想像力が命、etc。
新しいことは何一つやっていないけれど、
今ならそれがかえって新鮮なのでしょうね。

私もWizardryをやっていたときは、キャラクターや
戦闘、探索場面を想像しまくりで面白かったもの。
想像することもゲームの一つみたいで。何というか、
白紙の本なんだけど、読み進めると同時に文章が
綴られて、その文字から状況を想像する感覚です。
RPGでも読書でも映画でもない体験。いいですよね。


No.6490   投稿者 : たぬ~~   2007年1月22日 00:03

>すべて操作者であるあなたが「妄想」してくれ
>というワケです。これは逆転の発想ですね。
これ、実は単なる回帰だったりします。初期のRPGは全部これですね。
そもそもボードゲームが元になっていたので、キャラクタがしゃべる必要はなかったわけです。ストーリーも外枠だけでしたし。
RPGがストーリー重視になってからはシステムがストーリーに引っ張られ、ストーリーとの整合性を保つために犠牲になったり、開発のマンパワーがストーリーに費やされるようになりましたが、世界樹がヒットしてシステム勝負の流れが勢いづくと、懐古主義者だけでなくストーリー重視派から見ても、良いことだと思います。


No.6558   投稿者 : なすび   2007年1月26日 01:31

かなり話題をさらってますね。このゲーム。小生はウィザードリーをやり、PC6001でリザード、X1でブラックオニキス、ファイアクリスタルなどをやってきた身なので、BLOGの記事を読むと当時プレイしていたゲームのシーンが目に浮かびます。
(今となってはウィザードリーでB4Fの死体を取りに行ったり、石の中にテレポートしたのも良い思い出です……笑)

ウィザードリーはTRPGのダンジョン&ドラゴンズ(D&D)が元になっており、最初に出たD&Dもウィズを地でいくダンジョン探索がメインでした。その後、セット(青→緑)を重ねるうちにストーリーを盛り込んだ流れになっています。コンピュータRPGもその流れを多分にくんでいますね。ちなみにD&Dの青箱は野外探索、緑は領主になって大規模戦闘や領地の運営なども加わってました。もうひとつ上のセットがありますが、ぶち切れてるのでココではおいておきます。

ダンジョン探索というのは、ある意味ウィザードリーおよびD&Dで完成された形なので、システム勝負の流れが勢いずくかはちょっと疑問です。似たような製品は出るかもしれませんが。フィールド型はドラクエ、ウルティマ的アプローチになるので。

世界樹の記事はソフト購入の参考にさせてもらいます。


No.6577   投稿者 : トリー   2007年1月26日 23:36

>刻さん
ありがとうございます。

なんだか恐ろしく興味をそそる作品ですね。

やってみたいとは思うのですが、やはりお金が無く、更にお金があっても品が無いと言う状態です。

現在中古待ちという状態ですが、いつか絶対にプレイしたいと思います。



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