OLYMPUS μ710 を「超薄型」に見せるデザイン

2006/02/20

製品発表当時から、良い意味でも悪い意味でも、
 
 やられた! ここまでするか!!? ∑( ̄□ ̄;)
 
と感じずにはいられなかった一品が、この OLYMPUS μ710/μ810です。
何がそんなに気になるのかというと「デザイン」です。
ちょっとデジカメWatchから拝借した画像で見てみることにしましょう。
 
■オリンパス、楔型デザインのコンパクト機「μ710」
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2006/01/31/3109.html
■【実写速報】オリンパス μ710
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2006/02/20/3247.html
 
↓の左の写真が、OLYMPUSが推奨する(?)とみられる製品写真です。
 
 EXILIMもビックリの驚きの薄さ
 
を感じさせます。
 


ところが↑の右の写真は、それを横から撮影した写真です。
厚ぼったいフツウのデジカメ です。どちらも同じμ710の写真なのですが・・・。
 
μ710は片側面が薄く、片側面が厚い、という楔(くさび)形の形状をしています。
ですから厚いほうから見ると上記のようなモサッとした印象になります。
 
しかしそれだけでは、最初の写真のように鉄板みたいに薄く見える
ようにはなりません。μ710は前面から背面に掛けて徹底的に
「ナナメ切り」 をした形状をしています。こちらがミソなのです。
 


上下左右が「ナナメ切り」されていて、背面が前面よりもずっと小さくなっています。
もちろん、これだけでは実際に製品を手に取ったユーザの目は誤魔化せません。
しかし、ある1点からのみの視点で固定された「写真」の上では・・・、
 


↑この部分しか写らないように見えるのです。
 
 はじめから「写真写り」にこだわって作られた?
 
と言われても大げさに聞こえないくらい、特定の角度から見たときだけ
強烈な薄さを印象付けます。そして最初の写真に戻ると、
 


このように超薄型のデジカメに見えるというワケです。
 
そういえば昔、IBMのThinkPadがこれと同じような原理を使っていたのを
思い出しました。実物を見るとずいぶんと厚ぼったく感じるのに、
カタログ写真上では超薄型ノートに見えるというのがThinkPadの特徴でした。
 
他にも最近では Creative の Zen Vision:M が、やはり錯覚を用いた
カタログ展開をしています。Zen Vision:M は厚みの2/3くらいが白く、
前面の1/3くらいにしか色が付いていないのですが、カタログでは必ず
「白い背景」に重ねた写真を用いて、さも色付きの部分だけが超薄型製品
であるかのような錯覚を作り出しています。
 


 
 これもテクニック・・・というのかどうか、
 
みなさまのご判断にお任せします(;´ω`) ある意味ガンバッテますね・・・。





2006/02/20 [updated : 2006/02/20 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




« 音楽は「お買い得な娯楽」であり続けられるか? - デジタル音楽時代の葛藤

トップに戻る

RD-XS57/XS37 に「遅すぎた春」? リモコン不具合解消ファームアップ! »


▼ はてなブックマークのコメント ▼

utsuro 2006/02/22
広告的側面から見たら限りなくグレーゾーン。
はてなブックマークで
コメントしましょう


大規模イベントでのWiFi輻輳問題対策、USB Type-C→microB ケーブルでデジカメの写真をスマホに直接コピー


Nikon 1 NIKKOR VR 70-300mm に専用三脚座とレンズプロテクターを


ニコワン最強(?)レンズ 1 NIKKOR VR 70-300mm 到着、サーキットのお供に


2年以上前の型落ちビデオカメラHC-V720Mを購入。ワイド端28.0mm~は部屋撮りでは嬉しい。


アニメ「SHIROBAKO」15話で宮森あおいが使っていた縦型ビデオカメラは「最期のXacti」?ほか


型落ちビデオカメラを求めて新宿、秋葉原、有楽町ほかをぐるぐるぐるぐる・・


自撮りスティック「MONOPOD」(スマホアダプタセット)をさらにミニ三脚に立てて使う


miniHDMIケーブルを補充・・・時々しか使わないものは失くしやすい


カメラ部とモニタ部が分離する「EXILIM EX-FR10」 バッテリも分離する点に注意


iOS版とAndroid版でアプリの出来がずいぶん違う?! Nikon 1 V3 のWi-Fi機能


Nikon 1 V3 サーキット実戦投入! 高速AF追従連写とWi-Fi連携で機動力を活かせ!


1.7倍テレコン TCON-17X をEverio GZ-HM350に付けてみる。ステップアップリング 37→46→55mm

ピックアップタグ




ブログ内検索



▼ コメント ▼

No.2099   投稿者 : 匿名   2006年2月27日 10:14

これって確かレンズとか液晶面とかを傷つけないように後ろに倒れるようにするとかいう
工夫だとか聞いたような

まあうろおぼえですけど


No.2160   投稿者 : 匿名   2006年3月18日 17:09

薄く見えるのと本当に薄いのとでは、持ち歩くときの感覚は明らかに違うのに、こうまでされると姑息にしか見えません。
それ以前に個人的にはバッテリーの持ちが悪い時点で対象外ですが。
> レンズとか液晶面とかを傷つけないように後ろに倒れるように
だとしてもそれは単なる言い訳でしょう。


No.6106   投稿者 : thyratron   2007年1月 4日 17:30

Top記事のついでということで、
記事内、上から2番目のaタグ(impressへのLink)が指定URLが抜けて、
IEとFirefoxで解釈が違って面白いことになっております、今更ですが。


No.6107   投稿者 : CK   2007年1月 4日 17:50

●thyratronさん
すみません、ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
こういうリンクミスって探すとたくさん出てきそうですね・・・。



★コミックダッシュ! 10,000人突破ありがとうキャンペーン!(9/18~10/23)
 
デジモノに埋もれる日々 : (C) CKWorks