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2004年08月22日
そうは言っても、○○が無くなることはない 
「あんなにあったキングファイルは何処に消えたんだ?」
職場の整理が終わった数日後、こんな言葉を聞きました。
私はこう答えました。
「以前は紙でファイリングしてたハズの物も、今は原本が電子データですから。
HDDの中の.pptや.docや.pdfが、現代のキングファイルなんじゃないですか?」
会議の資料は今でも紙で配られます。でもそれを紙の形で保存している人は
いまや誰も居ません。「あとで電子版も送っておいてください」「了解です」
そんなやり取りが日常的に行われ、
「読む/眺めるときは紙で」「保存は電子データで」
という不思議な習慣が定着してきました。紙はいまや、CPUでいうところの
キャッシュと同じ。読む瞬間だけ紙に焼き付けて効率よく眺め、読み終わったら
紙は捨てて電子データだけ残す。また読むときは紙に焼く、という具合です。
数年前からゲイツ氏らは「ペーパレス社会」を標榜し、電子書類、電子帳票の
重要性を説いてきました。一方、それに対するもっともらしい反論が1つ。
「そうは言っても、紙が無くなることはないよね」
この言葉に多くの人が共感を覚え、「完全な電子化なんて無理だって」と
斜に構えてきました。しかし今ならハッキリと判ります。
「無くなることはない」は「主流であり続ける」と同義ではない
ということが。「無くなることはない」なんて言葉が反論として使われる
こと自体が、「減る一方だ」と自ら宣言しているようなものだ、と。
CDが登場して、アナログレコードはもう終わりか?という論調が出たときも、
こんな反論が出ていたのは記憶に新しいところです。
「そうは言っても、アナログレコードが無くなることはないよね。
何と言っても、アナログは音に温かみがあるし・・・。
第一、LPじゃないとDJがスクラッチできないし・・・。(←?)
それから、ええと、ええと・・・。」
そう、確かにアナログレコードは「完全に無くなる」ことはありませんでしたね。
同時にそれは何の慰めにもなっていませんケドね(´・ω・`)
「そうは言っても、『紙の書籍』が無くなることはないよね」
「そうは言っても、『紙の新聞』が無くなることはないよね」
「そうは言っても、『郵便はがき』が無くなることはないよね」
「そうは言っても、『音楽CDの店頭販売』が無くなることはないよね」
ねぇ・・・、それは本当に本当ですか? それがもし「主流」を
守りきれなかった場合、それでも本当に「生き残っている」と言えますか・・・?
投稿者 CK : 2004年08月22日 23:59 | コラム
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