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■ 超小型

61(W)×47(H)×19(D)mm という超小型のフォルムが、Exrougeの最大の特徴です。 右は私が今まで使用していたONKYOのMDプレイヤーと並べた時の写真です。 Exrougeが如何に小さいかお判りいただけると思います。

実は、小さいだけという条件であれば、ADTECのAD-DMK128やSonyのMC-S50など、 Exrougeよりも小さい細長フォルムのMP3プレイヤーが存在します。 しかし、そうした機種ではほとんどが、 MP3を記憶するメモリが内蔵メモリであり、別の大容量メモリに挿し替えることができないという、 致命的な欠点があります。外部メモリ(MMC、SDカード)を採用するExrougeでは、 ユーザの好みに合わせて、512MB SDカードのような大容量のメモリに挿し替えることが可能です。 このような外部メモリを採用した機種で、なおかつ超小型を実現した機種といえば、 このExrougeと、PanasonicのSV-SD80の2機種が双璧となっています(2002年2月現在)。


■ 長時間連続再生

標準添付されてきたMMCを使用し、各種設定を省電力設定にした場合、 単4アルカリ電池1本で、約19時間〜20時間の連続再生が可能です。 実際にユーザの方のレポートでも、ほぼスペック通りの実力が確認されています。 19時間といえば、1日2時間使っても1本で10日間近く保ちます。 (1日1時間なら1本で20日!)。 単4アルカリ電池はもはや1本100円を切っていますから、 コストパフォーマンスも悪くありません。

ただし、SDカードを使う場合はMMCよりも電気を喰ってしまい、 省電力設定でも最大12時間と言われています。 この場合はむしろ、市販の充電池を使うほうがお得だと思われます。

評価のポイントとなるのはやはり「小型化」の問題で、 小型化を追求した場合は当然、利用できる電池も小型のものを選ばざるを得ません。 つまり、小型な機器ほど、長時間を実現するのは難しいのです。 この点単4電池で20時間を実現したExrougeは、かなり頑張っていると言えるでしょう。 専用充電池ではなく標準乾電池が使える点も、 いつでもどこでも電池が買えるという大きな利点になっています。


■ 豊富なカスタマイズ

Exrougeならではのウリと言えば、やはり CSS (Custom Setting System)。 ボタンのマッピング変更や画面デザインの変更、ほかにもとにかく多彩な項目について ユーザの好みに合わせた設定が行えます。

CSS (Custom Setting System) 設定の変更が可能な項目
液晶設定 起動/終了画面
演奏中画面
操作設定 キーマップ変更
メニュー設定 再生モード NORMAL / REPEAT ALL / REPEAT ONE
RANDOM / RANDOM REPEAT
イコライザ 5セット選択
音漏れ防止 OFF / ON
レジューム OFF / 曲の最初から / 曲の途中から
操作音 OFF / ON
曲間ブランク OFF /ON
オートスクリーンオフ OFF / ON
バックライト OFF / ON
液晶濃度 薄い/ 少し薄い / 普通 / 少し濃い / 濃い
曲タイトル表示 OFF / 低速スクロール / 中速スクロール / 高速スクロール
モノラル出力 OFF / ON
イコライザ TERBLE : -15 〜 +15
BASS : -15 〜 +15
DBB : LEV.0 〜 LEV.7
拡張設定 起動キー変更
曲間ブランク: 0.1秒刻み
オートパワーオフ時間: 0.1秒刻み
オートスクリーンオフ時間: 0.1秒刻み
バックライト点灯時間: 0.1秒刻み



■ 音質へのこだわり

Exrougeのリリース時の発表には、必ず「高音質」の実現というアピールがついてきました。 作り手としては、それくらい音質にこだわっている製品であるようです。 ただ、何にせよモノが「音質」であるだけに、 その絶対評価は聴き手のユーザの印象次第といった曖昧なものになってしまいます。 こればかりは、ご自分の耳で実際に確かめてみるしかないでしょう。 私が聴いたところの印象では、音が悪いと感じるようなことは一度もありませんでした。 非常に満足しています。

ひとつ注意したいことですが、音の善し悪しを司る要素は、本体の善し悪しよりもまず、 「エンコードする時のソフトの善し悪し」と、 本体に付ける「ヘッドフォンの善し悪し」が凄く大きなポイントを占めます。 くれぐれも、そのあたりが全く考慮されていない状態で、 「店頭で試聴してみたけど、ひどい音だった」というコトにならないようにご注意ください。 まず、付属のイヤフォンがダメですので、そのイヤフォンでExrougeの本当の実力を 知ることはできません。それに店頭デモの曲がもしかしたら、64Kbpsの酷いエンコードの曲を 聴かされているかもしれません。 そこまで酷くなくとも「店頭で音を確かめて…」というのは危険です。 ユーザの評判をいろいろ聞いてみましょう。


■ 日本語表示

液晶ディスプレイに日本語が表示できるのも、Exrougeの特長です。 演奏中にアーティスト名や曲名が表示でき、また、本体操作の各種メニューも日本語で表示されます。 非常に判りやすく、また親しみの持てる印象がします。



この日本語表示にはカラクリがあり、実は、Exrouge本体自体には日本語を表示する機能はありません。 どうしているのかというと、Exrougeはビットマップデータを表示する機能だけを持っていて、 転送ソフト(PC)の側で転送する時に、文字をビットマップに変換して 本体に送ってやっているのです。 日本語を表示するためには、膨大な日本語フォントデータを積んで、 それを読み出すルーチンを持って、、、と、小型機器では苦しい事情がいっぱいありますが、 Exrougeはそれを、PCとうまく連係することで実現した(ように見せた)のです。 小さな液晶の窓に日本語が表示されていると小気味良くてイイですよ。


■ 著作権保護機能の未使用

ExrougeはSDカードが利用可能ですが、その際もセキュリティ機能は 全く使用していません。すなわち今まで貯めていたMP3ファイルを、 そのままドラッグ&ドロップでExrougeに転送することができます。 スマートメディアやコンパクトフラッシュを使ったプレイヤーでは 従来から当然そうなっていましたが、SDカード、メモリースティックを 採用したプレイヤーは、何かしら著作権の保護を必要とした場合がほとんどでした。 チェックアウト回数などに翻弄され、メディアからの書き戻しなども ちゃんと考えないといけない方式では、いらぬ苦労がユーザに押し寄せてくる ことになってしまいます。Exrougeはその点何の考慮もありませんので、 簡単・快適にMP3管理が可能です。


■ フリーソフトの充実

これはメーカー直接の特長ではありませんが、 便利なフリーソフトを作ってくださる方々が沢山いらっしゃったことも、 Exrougeの大きな特長です。 Exrougeが発売されてからわずか数週間で、SDカードライタによる転送速度を改善ツール、 起動終了画面変更ツールなどが開発され、作者のご厚意により公開されました。 これらのツールが使えるようになり、今、ユーザはより快適なExrougeライフが送ることができます。 作者の方々には本当に深くお礼申し上げます。フリーソフトの数々は、 こちらからどうぞ。