転送速度が従来通り=期待ほどではなかったこと、
および、連続再生時間が大幅に削られてしまうこと、
の2つの欠点について上記では触れました。
問題は「大容量」という本質的な利点とこれらの欠点のトレードオフですが、
私は大容量の利点のほうが大きいと感じています。
最初にも触れましたとおり、160Kbpsでは約7時間の音楽、
つまりCD約6枚ぶんの音楽データが記録できます。
今までの128MBではCDが2枚入るかどうかというレベルでしたので、
往復の通勤時間で全て聴き終わり、音楽が「2週目」に入ってしまいます。
それに比べ、512MB SDカードでは音楽が、
湧き出る泉のように溢れ出てきますので、同じ音楽を何度も聴いて退屈するようなことはありません。
私は好きな曲(主にシングル)を512MBぶん丸々(90曲程度)転送しておいて、
それを「RANDOM REPEAT」設定で聴くというスタイルがお気に入りです。
なにせ90曲ものデータが入っていますので、何の曲が出てくるか想像も付きません。
この予測不能感は
まるでラジオ番組を聴いているような錯覚を覚えます。
しかも「好きな曲だけ流してくれるラジオ番組」です。
これは是非みなさんにもオススメします。
大容量SDカードは、4万円以上という高価なメディアでありながら、
なかなか「どれを取っても完璧!」と言えるメディアではありません。
しかし、Exrougeで512MB、6時間以上の音楽データを記録できるようになったことは、
素直に喜ぶべきことだと思います。私も512MBを手に入れたことにより、
今までよりずっと良いExrougeライフを体感しています。
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