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 ■ ファームウェア ver 1.10 公開(2002/03/26)

2002/03/26付けでIO.DATAよりHyperHyde Exrougeのファームウェア 1.10正式版が公開されました。 主な改良点は以下のとおりです。(IO.DATAの発表より抜粋)

◆機能拡張

  1. 転送速度約20%向上
  2. 連続再生時間延長
  3. 高ビットレート時の音飛び軽減
  4. 停止中の 曲送り/曲戻し、早送り/早戻し 機能追加
  5. トラック開始時にタイトルを表示 ON/OFF設定 機能追加
  6. 上下を逆にして表示 ON/OFF設定 機能追加
  7. [JOG-P]ダブルクリックでの表示切り換え ON/OFF設定 機能追加
  8. 曲送り/曲戻しを無効にする ON/OFF設定 機能追加
  9. HOLD中の表示切り換え ON/OFF設定 機能追加
  10. HOLD中のボリューム操作 ON/OFF設定 機能追加
  11. リアルタイムイコライザ設定 機能追加
  12. 液晶パッケージ「English」「K-TAI」の2種類追加
  13. CD Ripper にフレーム補正 のON/OFF 機能追加

◆バグ修正

  1. オートパワーオフ時間よりオートスクリーンオフ時間の設定が短い場合の問題を修正。
  2. ロングファイルネームのファイル管理の問題を修正。
  3. カスタマイズ設定中、[テスト]を実行するとボリュームの値が元に戻ってしまう問題を修正。
  4. モノラル出力 ON の場合、MP3サウンド音がノイズになる問題を修正。
  5. 液晶パッケージの「Car Like」の Random と Random REP の画像が逆になっていた問題を修正。
  6. Windows 2000/XP である機器のドライバが組み込まれている環境の場合、ドライバのインストールに失敗してしまう問題に対応。
ダウンロードは2002/02/27現在、IO.DATAの サポートライブラリから、 お持ちのExrougeの機種名「MDM-H205」「MDM-H205R」いずれかを選択して、 その後にOSの種類を選択するとダウンロードできます。

その際に シリアルナンバー(S/N)を聞かれます ので、それを入力してください。 そのS/Nですが、これはExrougeの電池フタを開けて、さらに電池も外した下に シールが貼ってありますので、それを見れば判ります。 私はそれを知らなかった為、結局購入時の付属品にあったS/Nシールを 一生懸命探してしまいました…。

ところで、これに伴って ファームウェア1.10β はダウンロードできなくなっています。 また、このファームウェアアップデートは、元のバージョンに戻す手順がありません。 念のためご注意ください。


 ■ アップデート手順

今回は1.10βのときと違い、ちゃんとしたアップデートです(?)。 インストール手順の説明TXTなどがちゃんと整備されており、 アップデートに迷うこともないかと思います。 基本は1.10βのときと同じで 「ファームウェアの転送」と「Managerソフトのアップデート」の2つの 作業が必要です。付属の説明TXTをしっかり読んで、

もくもくと

アップデートしてください。

ファームウェアの転送の作業は1.10βのときと全く同じです。 一方、Managerソフトのアップデートは、ちゃんと setup.exe がついており、 それを起動するだけであとはウィザード形式でアップデートできます。 このあたりは褒められるべきでしょう。しかし、起動するとこんな画面になります。

「変更」と「修正」は何が違うんじゃ!と一瞬ちゃぶ台返しになりますが、 アップデートする場合はここで「変更」を選んでください。 「修正」は 「前回の変更と同じことをもう一度やりなおす」 という意味だそうです。

バージョンアップが正しく行われたかどうかを確認するには、 本体ファームウェアのバージョン(本体のメニューから「情報表示」−「バージョン情報」 を選択)が「version 1.10」になっているか、HyperHyde Managerのほうのバージョン (ウィンドウ上部のメニューから「ヘルプ」−「バージョン情報」を選択)が 「HyperHyde Manager for Exrouge 1.10」になっているかどうかを見てください。



 ■ アップデートの効果

◆転送速度向上 / ◆連続再生時間延長 / ◆高ビットレート時の音飛び軽減

これら3つに関しては、ファームウェア1.10βのときと まったく同様ですので、そちらの記事をご覧ください。転送速度はSDカードを使った場合 150KB/秒くらいになります。

「256Kbpsのサポート」が「高ビットレート時の音飛び軽減」に変更になっています。 これは256Kbpsではやはり音飛びが頻発してしまうことを受けて、 再度256Kbpsをサポート外にする決定がなされたものと思われます。

◆停止中の 曲送り/曲戻し、早送り/早戻し 機能追加

一時停止中のときにも、曲送り/曲戻し、早送り/早戻しが機能します。 ある曲が始まるところにちょうど止めておきたい時など、 一時停止してから曲送りすれば簡単に合わせられます。 さりげなく嬉しい機能ということで。

◆上下を逆にして表示 ON/OFF設定 機能追加

これは一体なにを意味しているのかと思いました逆表示機能。 液晶画面を上下逆に表示して、ボタンもちゃんと「FF」と「RW」が逆になるのです。 で、その機能の真価ですが、こんな風にすると判りますか??


逆にしても使いづらいだけ…と思いきや、

ストラップに掛けると、思わず「なるほど!」

◆[JOG-P]ダブルクリックでの表示切り換え ON/OFF設定 機能追加

いままでは、液晶表示はトラック番号が表示されて、 曲名などの表示は曲の始まり時にスクロールして数秒だけ表示されていたのですが、 今回のこの機能で、[JOG-P]ダブルクリックで、常時表示するものを切り替えることができます。 私はこの機能を利用して、曲名を常時表示にしています。

◆HOLD中のボリューム操作 ON/OFF設定 機能追加

いままではHOLD中には、HOLD解除の作業しかできなかったのですが、 この機能をONにすると、HOLD中でも再生ボタンを押しながらJOG-Pを動かすことで ボリュームを操作することができます。なかなかこれが両方同時に操作するのが 器用さが要りますので私は使っていないのですが、 HOLDを多用する方には嬉しい機能でしょう。

◆リアルタイムイコライザ設定 機能追加

いままでは本体でイコライザを変更し終わるまではイコライザが反映されなかったのですが、 この機能追加で、イコライザで別の設定に動かしたとき(まだ設定する前)に、 再生中の音にイコライザが反映されます。嬉しいかな…まぁ嬉しいかも。。。


 ■ その他

このアップデートによって、最初からファーム1.10を搭載している MDM-H205W (128M MMC付属版) と ソフトウェア的には同等になります。ただ、MDM-H205WはMP3のデコードチップが違うとも噂されており、 ハードも合わせて完全に同じにはならないかもしれません。

ところで、まえまえからファームウェアのアップデートで対応して欲しかった 機能が1つあるのですが、今回の対応には入っていません。それは、

プレイリストへの対応

です。今は最大メディアが128MBですが、将来的に512MBのメディアが登場すると、 アルバムCDを5枚ぶんくらい記憶できることになります。そうなるとそれを 一列のリストに並べるだけでは使い勝手が非常に悪くなりそうです。 512MBのメディアの登場は一時延期になったとはいえ、5月中には登場しそうですし、 また、この変更はファームウェアのアップデートだけで十分対応できそうですから、 是非次回の1.20の変更点には加えて欲しいと願っています。