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■ 連続再生時間

★ ご注意 ★
このページは2002年9月時点のレポートです。
長時間再生SDのページを合わせてご覧ください
(2003/09/21)


Exrougeはアルカリ電池1本で20時間もの長時間再生を可能にしたことがウリになっていますが、 実際のところ本当に20時間連続再生が可能かどうかは確かめられていませんでした。 実際、以前 128MB MMC の項で実験したときには17時間強という結果となり、 20時間には及びませんでした。

しかしこの後、再生時間には「MP3のビットレート」と「再生時のボリュームの大小」が 少なからず影響することが判りましたので、Exrougeが想定している環境、すなわち 「128Kbps CBRのMP3」を「ボリューム=10」で聴く場合の連続再生時間を計測し直して 正式な実験結果とすることにしました。

また同時に、SDカード使用時、あるいは充電池使用時に於ける時間短縮がどのくらいか という目安も、今までハッキリとした数値で表現されたことがありませんでしたので、 ここでハッキリさせようと思います。
◇実験環境◇

 HyperHyde Exrouge: MDM-H205SW
 ファームウェア: Ver 2.00
 設定: 省電力設定
 ボリューム: 10
 MP3データレート: 128Kbps (CBR)

◇実験結果◇

アルカリ電池
Panasonic
LR03G/8VSW
ニッケル水素充電池
TOSHIBA
TH-4G (680mAh)
128MB MMC 20時間48分 11時間56分
128MB SDカード 11時間37分 6時間30分
512MB SDカード 7時間34分 4時間00分





見どころがいろいろある実験結果となりました。 皆さんにとっても興味深いデータなのではないかと思います。

  1. MMCでは確かに20時間を越えている
    20時間連続再生の看板に嘘偽りはありませんでした。

  2. 第一世代SDカードの場合、ほぼ半分になる
    128MB SDカードの場合、128MB MMCと比較して、再生時間が約45%減になります。

  3. 第二世代SDカードの場合、ほぼ1/3になる
    512MB SDカードの場合、128MB MMCと比較して、再生時間が約65%減に、128MB SDカードと比較しても約2/3になります。

  4. 充電池の場合、アルカリ電池のほぼ半分になる
    ニッケル水素充電池の場合、アルカリ電池と比較して、再生時間が約45%減になります。

なおこれで、ビットレートが異なった場合、あるいはボリュームが異なった場合、 それが連続再生時間に顕著に影響を及ぼすことは、ほぼ確定的になりました。 512MB SDカード の項にある実験結果は、 ビットレートが160Kbps、ボリュームは17付近で計測しています。 その時は今回の最適環境下の実験に比べて、 128MB MMCで17%減、128MB SDカードで27%減、512MB SDカードに至っては33%減という ひどい落ち込みを記録しています。

その意味では、おそらく128Kbpsより高いビットレートや、 10より大きいボリュームを使用されている方が多いと思いますので、 多くの方の環境では上記グラフが示すデータよりも短い再生時間になってしまうことでしょう。 そのあたりの影響については今後の検証課題としたいと思います。


■ 連続再生時間の測り方(ご参考)

連続再生時間を測る時は、手にストップウォッチを持って測ったりしていたら 人間のほうが先に参ってしまいます。 いつ止まるとも判らないExrouge相手にずっとスタンバイしていなければならない訳ですから。 それだけは絶対避けたいところです。

そこで何か録音機械にずっと録音させておく方法をとります。 10時間も20時間も録音できる媒体はそうありませんので、 最もお手軽な方法はPCで録音する方法です。 Exrougeのヘッドフォン端子に挿したコードをPCのラインINとつなぎ、 PCで.wavファイルに録音します。

ただし、.wavフォーマットは規格上2GBというファイルサイズ制限がありますので、 通常のCD音質(16bit,44.1KHz,ステレオ)では2時間程度で止まってしまいます。 そこで音質を目一杯下げて録音します(8bit,2.0KHz,モノラル、等)。 音が鳴っているか、止まったか、だけが判れば良いのですから、これでも十分目的を果たすことができます。 これで録音を開始してから放っておいても、あとで結果を確認することが可能です。